美味しい干物をつくるための目利きについて。

mamiyahoshiboshi

間宮 義登

こんばんは、HOSHI BOSHI FISH間宮 です。

今日は「目利き」についてちょっとだけお話させて頂きます。

下の写真はどちらも真あじになります。

さてここで質問です。皆さんはどちらのあじが良いと思います?

目利きのポイントはいくつかありますが、今回は分かりやすく2点に絞ってご紹介していきたいと思います。

🐟目利きのポイント🐟

その①:鮮度は”お腹を見る” 

鮮度を見分けるポイントとして注目して頂きたいのが腹です。左の魚のお腹は骨が浮いて蛇腹気味。一方、右の魚は黒皮(腹膜)が残っていてしっかりしているので、鮮度抜群ですね👍(鮮魚を選ぶ時はお腹を触ってみて下さい。お腹に張りが有るのが鮮度良。お腹がブヨブヨしているのが鮮度悪。ブヨブヨしているのは開いてみると、大体蛇腹になってます。)

その②:脂感は”身色(ラード)を見る”

脂感を見分けるポイントは身色とラードです。腹まわりにある白っぽいのがラードになります。身色は出来るだけ白っぽいのを選んで頂きたいです。赤黒いのは脂が乗っていないので、食べた時にパサついてしまいます。右の魚はラードも申し分ないし、背の方(真ん中の切り口のところ)にも脂がさしてます。一般的には開いた状態で”丸っこい魚”が太っていて脂感が良しとされております。

以上、目利きについてお話しさせて頂きました🐟よろしかったら是非参考なさってみて下さい!

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間宮 義登

明治大学商学部卒業。学生時代に時代小説とレコード収集に傾倒。築地大卸での修行を経て、2008年に家業である干物屋を継ぐ。美味しい魚と素敵な音楽の審美眼を養う為、日々研鑽を重ねている。自分が培ってきたものと干物をいつか上手く融合できたら…と密かに企んでいる。